1934年9月2日。イギリス生。18歳の時から煙草を吸い始め、会計士の職にあったときは多い日で1日に100本以上、少なくても80本以上を吸い続けた元ヘビースモーカー。
喫煙者だった33年の間、ありとあらゆる禁煙方法を試し、そして挫折を繰り返す。「自分は一生タバコを吸い続ける事になる。こんなに努力しても止められないのだから、もうやめられるはずがない」そう言って泣き崩れた事もあった。
禁煙に関して試行錯誤を続ける中、ようやくタバコに隠された罠から抜け出し1983年7月15日遂に禁煙に成功。
最後の一本を揉み消した直後から「世界中の喫煙者にタバコを止めさせてみせる」という強い意志をもち続け、以降自身の経験をもとに自宅の一室でセラピーをスタート。友人や親類を実験台にしたテスト期間を経て本格的に禁煙コンサルタント業を開始。以降30年以上を経て、現在世界50ヵ国以上で禁煙クリニックを開設。年間およそ4万5000人もの喫煙者をタバコの罠から救済。その半生を禁煙啓蒙家として費やし、世界中での名声を手にした。
従来の「強い意志(精神力)に頼った禁煙方法」に疑問を感じたアレンが自身の経験をもとに、開発したのが喫煙者の待ち望んでいたやさしい禁煙メソッド、
「禁煙セラピー(Easyway to stop smoking)」だった。
代表作の『禁煙セラピー』(原題:The Easy Way to Stop Smoking)初版は1985年出版。
世界中38ヶ国語以上の言語に翻訳され出版されている著書は1500万部というベストセラーとなる。日本国内では約300万部を売り上げるロングヒットとなっている。
2006年に彼は肺癌と診断され、同年11月29日にスペイン・マラガにある自宅で死去。享年72歳。
彼が死の直前に残した言葉。
Since I smoked my final cigarette, 23 years ago, I have been the happiest man in the world, I still feel the same way today.
(23年前、最後のタバコを吸い終えて以来、私は世界一の幸せ者だった。そして今でもその思いは変わらない)
現在日本でセラピーを行っている4名のセラピストは、英国ロンドンに本拠を置くAllen Carr’s Easyway International Ltd.によって公認されたオフィシャルフランチャイジーです。
アレン・カー・公認禁煙セラピストのライセンスを取得するための厳しいトレーニングを積み各地で営業開始しました。
世界中に点在するアレン・カークリニックのうちの一つとして高い成功率を誇っています。
» 世界のアレン・カー(リンク)
禁煙セラピーは、欧州を中心とする世界規模の企業で社員の禁煙支援として導入されています。